【フリオーソレジェンドC回顧】リベイクフルシティが差し切りV|復活ダテノショウグン、9番人気フォーチュンテラーも好走
2026年8月26日、船橋競馬場で行われた第4回フリオーソレジェンドカップ(SIII・ダート1800m)を振り返ります。
優勝したのは4番人気の⑤リベイクフルシティ。後方待機から直線で力強く差し切り、勝ち時計は1分53秒3でした。2着には5番人気⑨ダテノショウグン、3着には9番人気④フォーチュンテラーが入り、三連単は⑤→⑨→④で11万5630円。人気上位3頭が馬券圏外となる波乱の決着です。
このレースを読み解く鍵は、単に「後ろにいた馬が届いた」ということではありません。前半の速い流れ、最後の2ハロンで大きく落ちたラップ、そして各騎手が仕掛けたタイミングに、それぞれの好走理由が表れています。
レース結果
- 1着 ⑤リベイクフルシティ 1:53.3/上がり38.7/4番人気
- 2着 ⑨ダテノショウグン 1:53.6/1馬身1/2/上がり39.2/5番人気
- 3着 ④フォーチュンテラー 1:53.6/アタマ/上がり38.7/9番人気
ラップが示す「差し決着」
11.6-11.1-12.6-12.9-12.6-12.3-12.5-13.8-13.9
前半3ハロンは35秒3、前半5ハロンは60秒8。1800m戦としては序盤から締まった流れになり、最後の2ハロンは13秒8-13秒9まで減速しました。レース全体の上がり3ハロンが40秒2だったのに対し、リベイクフルシティとフォーチュンテラーは38秒7、ダテノショウグンも39秒2。上位3頭はいずれも、前で苦しくなった馬たちを大きく上回る末脚を使っています。
1コーナーでは、勝ったリベイクフルシティが10番手、ダテノショウグンが8番手、フォーチュンテラーは12番手。良馬場そのものが極端に差し有利だったというより、前半の速さと終盤の消耗が、脚を残していた差し馬に向いたと見るのが自然でしょう。
1着 ⑤リベイクフルシティ――経験とローテーションが実を結ぶ
リベイクフルシティの通過順は10-9-10-8。道中は前を追いかけすぎず、直線で外から一気に伸びました。上がり38秒7はフォーチュンテラーと並ぶメンバー最速です。
今年は金盃2着、ブリリアントカップ優勝、大井記念5着と重賞路線で戦ってきました。今回は5月20日の大井記念以来、約3か月ぶり。詰めて使わず、ゆとりを持たせたローテーションが、最後まで伸び切る余力につながったように見えます。
重賞で揉まれてきた経験に加え、前が止まる展開を慌てず待てたことも大きな勝因でした。馬場状態は良でしたが、前半の速さによって差し脚が生きる形になり、その条件を最もきれいに味方につけたのがリベイクフルシティでした。これで重賞3勝目です。
2着 ⑨ダテノショウグン――本田正重騎手の早め進出が正解
ダテノショウグンは7-8-7-5の通過順。後方寄りで脚をためながら、3~4コーナーで勝負圏へ上がっていきました。
最後方近くから直線勝負に徹したフォーチュンテラーより一足早く動き、直線入り口で5番手まで進出した本田正重騎手の判断は正解だったと思います。勝ち馬には1馬身1/2差をつけられたものの、フォーチュンテラーの猛追をアタマ差でしのいで2着を確保しました。
ダテノショウグンは2025年2月の品川オープンを勝ったあと、重賞では5着、9着、7着、9着と結果が出ず、前走の短夜賞も6着。それだけに今回の2着は、単なる展開利だけでは片づけにくい内容です。久々に馬券圏内へ戻り、復活の兆しをはっきり示した一戦と評価できます。
3着 ④フォーチュンテラー――9番人気、後方から最速タイの猛追
フォーチュンテラーは1~2コーナーで12番手。3コーナーでも後方のままで、4コーナーは11番手付近でした。そこから直線だけで一気に差を詰め、ダテノショウグンにアタマ差まで迫っています。
上がり38秒7は勝ち馬と並ぶ最速タイ。9番人気での馬券圏内は、前崩れの流れを見極めて最後まで脚を温存した野畑凌騎手の我慢と仕掛けが生んだ好走でした。
前走のひまわり賞でも、同じ船橋1800mで上がり37秒5を使って3着。今回は相手が強化されても末脚を再現しており、船橋1800mと後方待機策の組み合わせには今後も注意が必要です。
人気馬が崩れた理由
1番人気ウィリアムバローズは11着、2番人気ドゥラエレーデは4着、3番人気グーデンドラークは5着。特に序盤から前へ行ったグーデンドラークとウィリアムバローズには、前半の速い流れと最後の消耗が重くのしかかりました。
一方、ドゥラエレーデは4着まで粘ったものの、直線では後方から来た3頭の末脚に屈しました。能力だけでなく、当日の流れに対してどこで脚を使ったかが、着順を大きく分けたレースだったといえます。
まとめ
- リベイクフルシティは重賞経験、ゆとりあるローテーション、差し脚が生きる展開を味方につけて完勝。
- ダテノショウグンは本田正重騎手の早め進出で2着を確保し、復活の兆し。
- フォーチュンテラーは9番人気ながら後方から最速タイの上がりを使い、アタマ差の3着。
勝ち馬の強さはもちろん、2着馬の仕掛け、3着馬の我慢にも見どころがあった好レースでした。次走では着順だけでなく、今回どの位置から、どのタイミングで動いたかまで覚えておきたい3頭です。
※レース結果・ラップ・通過順は地方競馬情報サイトおよび主催者発表をご確認ください。馬券は無理のない範囲でお楽しみください。

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