【2027年日本ダービー候補】デビュー済み2歳馬ベスト10|8月23日現在
2027年5月30日に東京競馬場・芝2400メートルで行われる日本ダービー。
今回は、2026年8月23日までにJRAでデビューした2歳馬に限定し、現時点でのダービー優勝候補10頭を選んだ。
選考では単純な勝ち時計だけでなく、次の3点を重視している。
- 芝1800~2000メートルでのレース内容
- 折り合いと距離延長への対応力
- 東京芝2400メートルにつながる瞬発力・持続力
まだデビューしていない評判馬も多いため、あくまで夏競馬終了前の暫定ランキングである(2歳牝馬の注目馬についてはこちら。現時点でデビュー前の注目馬はこちら)
2027年日本ダービー候補・暫定ベスト10
| 順位 | 馬名 | 現時点の主な評価 |
|---|---|---|
| 1 | ノヴァヴェローチェ | 札幌芝1800mを3馬身半差で完勝 |
| 2 | ショウナンガレオン | 函館芝1800mの2歳コースレコード |
| 3 | デアグランツ | 芝1800mで無傷の2連勝 |
| 4 | ジョドレルバンク | 東京芝1800mを上がり33秒7で快勝 |
| 5 | コラリオン | 新潟芝1800mで上がり33秒1 |
| 6 | レッチュベルク | 新潟2歳S優勝、デビュー2連勝 |
| 7 | ラガリーガ | 新潟芝2000mの2歳コースレコード |
| 8 | ヴァンドレスト | 札幌芝2000mで2馬身差の新馬勝ち |
| 9 | キトゥンズクラフト | 中京芝2000mを上がり33秒9で勝利 |
| 10 | フルーツバスケット | 新潟芝1800mを1分46秒6で完勝 |
1位 ノヴァヴェローチェ
父エフフォーリア、母チャイマックス、母の父Congrats。
札幌芝1800メートルの新馬戦では好位から早めに先頭へ立ち、後続を3馬身半突き放した。勝ち時計は1分48秒2。小回りコースで自分から動き、最後まで余力を残した内容を高く評価したい。
まだ気性面に幼さを残しながら、道中で力を抜いて走れた点も距離延長に向けた好材料。父エフフォーリア譲りの中距離能力が順調に開花すれば、ダービーの有力候補になれる。
次走予定の札幌2歳Sは、世代トップクラスかを判断する重要な一戦になる。
2位 ショウナンガレオン
父Flightline、母タングリトナ、母の父Full Mast。
函館芝1800メートルの新馬戦を1分47秒6の2歳コースレコードで勝利。直線ではほとんど追われないまま2馬身半差をつけており、時計以上に余裕を感じさせる内容だった。
母はアルゼンチンG1・2勝馬。スケールの大きさとスピード能力は世代上位だろう。
一方、父Flightlineは世界的なダートの名馬。日本の芝2400メートルに対応できるかは今後の最大の確認点になる。札幌2歳Sで折り合いと持続力を示せれば、一気に1位へ浮上する可能性がある。
3位 デアグランツ
父サトノダイヤモンド、母スターズアンドクラウズ、母の父Makfi。
函館芝1800メートルの新馬戦に続き、札幌のコスモス賞も勝って無傷の2連勝。コスモス賞では後方で折り合い、外から長く脚を使って差し切った。
夏の2歳馬としては、異なる展開に対応して2勝した実戦力が大きな強み。父サトノダイヤモンドから受け継ぐスタミナも、ダービーの2400メートルを考えるうえで心強い。
爆発的な瞬発力より、レースセンスと持続力で勝負するタイプ。今後、東京や中山の2000メートルでどれだけ速い脚を使えるかに注目したい。
4位 ジョドレルバンク
父エフフォーリア、母アースライズ、母の父マンハッタンカフェ。
東京芝1800メートルの新馬戦では、直線で余裕を持って抜け出して2馬身差。勝ち時計1分48秒1、上がり3ハロン33秒7という数字だけでなく、折り合いと操縦性にも優れていた。
近親には日本ダービー馬クロワデュノールがいる。東京コースで結果を出している点も、ダービー候補として大きな魅力だ。
次走は中山芝2000メートルの芙蓉Sを目標。コーナー4回の競馬を克服できれば、クラシック候補としての評価はさらに高まる。
5位 コラリオン
父リオンディーズ、母ディープジュエリー、母の父ディープインパクト。
新潟芝1800メートルの新馬戦を1分47秒2で勝利。中団で脚をため、直線では上がり33秒1の末脚を使って2馬身半差をつけた。
496キロの大型馬で、まだ緩さを残しながらこの瞬発力を見せた点は魅力。成長余地を含めれば、今回の10頭でも上位の素材とみる。
秋は東京芝2000メートルの百日草特別などが候補。距離を延ばして同じ末脚を使えるかが最大のポイントになる。
6位 レッチュベルク
父インディチャンプ、母リヴィア、母の父Galileo。
東京芝1600メートルの新馬戦に続き、新潟2歳Sも制してデビュー2連勝。新潟2歳Sでは上がり32秒8を記録し、重賞でも能力の違いを示した。
現時点で唯一のJRA重賞勝ち馬であり、完成度と瞬発力はトップクラス。ただし、これまでの2戦はいずれも1600メートル。父インディチャンプの距離実績を考えても、ダービーの2400メートルは未知数だ。
母の父Galileoがスタミナを補えば距離延長に対応できる可能性がある。今後、1800~2000メートルへ進んだときの走りが重要になる。
7位 ラガリーガ
父キズナ、母ラサルダン、母の父Kingsalsa。
東京芝1800メートルのデビュー戦は1番人気で8着だったが、2戦目の新潟芝2000メートルで一変。2分00秒0の2歳コースレコードで初勝利を挙げた。
16頭立てで好位を取り、直線でも後続の追撃を抑えた点を評価したい。すでに芝2000メートルで結果を出していることは、ダービー候補選びでは大きな強みになる。
一方で、デビュー戦の敗戦と新潟の高速馬場は割り引く必要がある。次走でも同じパフォーマンスを再現できるかが試金石だ。
8位 ヴァンドレスト
父コントレイル、母イースト、母の父Frankel。
8月23日の札幌芝2000メートルでデビュー。中団から進出し、直線で抜け出して2馬身差をつけた。勝ち時計は2分02秒6だった。
派手な時計ではないが、初戦から2000メートルを落ち着いて走り、最後まで加速できた点がダービー候補らしい。父コントレイルに加え、母の父Frankelという血統も魅力十分だ。
キャリアはまだ1戦。速い時計や瞬発力勝負に対応できるかを次走で確認したい。
9位 キトゥンズクラフト
父オルフェーヴル、母ダンスウィズキトゥン。半姉に桜花賞3着のリンクスティップがいる。
8月23日の中京芝2000メートルを1番人気で勝利。超スローペースだったが、上がり3ハロン33秒9を使い、最後の600メートルを11秒6-11秒2-11秒4でまとめた。
接戦だったため着差だけでは評価しにくいものの、初戦から2000メートルをこなし、速い上がりに対応した点は好材料。父オルフェーヴルのスタミナを受け継いでいれば、距離が延びてさらに良さが出る可能性がある。
10位 フルーツバスケット
父モーリス、母オーソレミオ、母の父ディープインパクト。
3戦目の新潟芝1800メートルで初勝利。好位2番手から楽に抜け出し、1分46秒6の好時計で3馬身差をつけた。
デビュー戦5着、2戦目2着、3戦目1着と、実戦を経験するごとに内容が良化している点が魅力。現状は先行力を生かした競馬が中心だが、控える形でも脚を使えるようになれば選択肢が広がる。
父モーリス産駒だけに2400メートルへの対応は確認が必要。高速決着だけでなく、東京の長い直線でどこまで伸びるかを見たい。
現時点の結論
現段階で最もダービーを意識できるのは、札幌芝1800メートルを強い内容で勝ったノヴァヴェローチェ。
ショウナンガレオンは能力の絶対値なら首位候補だが、芝2400メートルへの適性がまだ読みにくい。デアグランツは2戦2勝の実績とスタミナ型の血統が魅力で、安定感では最上位に位置する。
秋に向けて特に重要なのは、札幌2歳Sと芙蓉S、そして東京芝1800~2000メートルの1勝クラス・重賞路線だ。
今回の10頭から本当のダービー候補が現れるのか。それとも秋以降にデビューする大物が一気に追い抜くのか。今後もレース内容を確認しながら、ランキングを更新していきたい。
※成績・次走予定は2026年8月23日現在。次走予定は変更される場合があります。

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