【2026年新潟記念】過去10年の傾向から推せる3頭・不安な3頭|別定戦で狙うべきタイプは?
2026年8月30日(日)、新潟競馬場で第62回新潟記念(GⅢ)が行われる。
今年はNHKマイルカップ優勝馬ロデオドライブをはじめ、ドゥレッツァ、チェルヴィニア、ステレンボッシュ、アーバンシックなどGⅠ馬が多数参戦予定。例年以上に豪華なメンバーとなりそうだ。
今回は、2016~2025年の過去10年を振り返り、人気、年齢、勝ち時計、脚質から今年の想定馬を分析する。
そのうえで、現段階で「推せる3頭」と「不安を残す3頭」を選んだ。
※想定馬と騎手は8月23日現在。枠順、最終追い切り、馬場状態を確認する前の暫定評価である。想定馬一覧
2026年新潟記念の概要
新潟芝2000メートル外回りは、JRAの芝2000メートルでは唯一となるワンターンコース。最後の直線が長く、一瞬の加速だけでなく、トップスピードを長く維持する能力が問われる。JRA競馬番組
2026年は「別定戦」であることに注意
新潟記念は2025年から、長く続いたハンデ戦から別定戦へ変更された。
したがって、2016~2024年の軽ハンデ馬や斤量差に関するデータを、そのまま2026年へ当てはめることはできない。
今年は斤量よりも、次の要素を重視したい。
- GⅠ・GⅡでの実績
- 芝1800~2000メートルへの適性
- 直線の長いコースでの末脚
- 夏場でも能力を発揮できる状態
- 長期休養明けではないこと
過去10年の勝ち馬
| 年 | 勝ち馬 | 年齢 | 単勝 | 勝ち時計 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | シランケド | 5歳 | 1番人気 | 1:58.0 |
| 2024 | シンリョクカ | 4歳 | 8番人気 | 1:58.0 |
| 2023 | ノッキングポイント | 3歳 | 2番人気 | 1:59.0 |
| 2022 | カラテ | 6歳 | 10番人気 | 1:58.9 |
| 2021 | マイネルファンロン | 6歳 | 12番人気 | 1:58.4 |
| 2020 | ブラヴァス | 4歳 | 2番人気 | 1:59.9 |
| 2019 | ユーキャンスマイル | 4歳 | 2番人気 | 1:57.5 |
| 2018 | ブラストワンピース | 3歳 | 1番人気 | 1:57.5 |
| 2017 | タツゴウゲキ | 5歳 | 6番人気 | 1:57.9 |
| 2016 | アデイインザライフ | 5歳 | 2番人気 | 1:57.5 |
過去の勝ち馬と上位馬は新潟記念過去10年結果で確認できる。
傾向1 上位人気が強い一方、大波乱もある
過去10年では、1番人気または2番人気が計6勝。
基本的には能力上位馬を信頼できるレースだが、2021年は12番人気マイネルファンロン、2022年は10番人気カラテ、2024年は8番人気シンリョクカが優勝している。
3連単10万円超も5回あり、「人気馬だけで決まるレース」ではない。
本命候補を選びつつ、新潟外回り適性を持つ人気薄を相手に加える形が有効だろう。過去10年の配当
傾向2 勝ち馬は3~6歳に集中
過去10年の勝ち馬は次の構成。
- 3歳:2勝
- 4歳:3勝
- 5歳:3勝
- 6歳:2勝
- 7歳以上:0勝
中心は4、5歳馬。3歳馬も2勝しているが、ブラストワンピースとノッキングポイントは、どちらも日本ダービー5着から新潟記念へ向かっていた。
単に若ければ有利なのではなく、3歳春の芝2000~2400メートルで世代上位の能力を示していたことが重要になる。
傾向3 高速決着への対応が必要
過去10年のうち、8回は勝ち時計が1分59秒を切っている。
2016~2019年は4年連続で1分57秒台。近年も2024年と2025年が1分58秒0で決着している。
馬場が良ければ、スタミナだけでは対応できない。芝2000メートルを速い時計で走った実績や、芝1800メートルで高いトップスピードを示した馬を評価したい。歴代結果と勝ち時計
傾向4 上がり上位馬を重視
過去10年では後方から運んだ馬の連対率、複勝率、回収率が優秀。上がり3ハロン最速馬は勝率30.8%、複勝率61.5%という高い成績を残している。
新潟の長い直線では、早めに動いて最後まで脚を維持できる馬や、直線で速い上がりを使える馬が有利だ。脚質・上がり別データ
過去10年の傾向から推せる3頭
推せる1頭目 ダノンシーマ
今年の想定馬で最も過去傾向に合うのがダノンシーマ。
4歳馬は過去10年で最多タイの3勝。デビューから10戦連続で3着以内を確保しており、相手が強くなっても崩れていない。
特に評価したいのが、東京芝2000メートルの白富士ステークス。1分57秒0の好時計で勝ち、上がり3ハロン32秒7を記録した。
新潟記念で重要となる「高速2000メートル」「長い直線」「速い上がり」の3条件をすでにクリアしている。
近2走は阪神大賞典と目黒記念でともに3着。距離が2000メートルへ短縮される今回は、追走スピードと瞬発力を生かしやすくなる。
現段階のデータ推奨1位としたい。白富士ステークスの結果
推せる2頭目 ステレンボッシュ
ステレンボッシュは5歳牝馬。5歳馬は過去10年で3勝を挙げている。
今年のエプソムカップでは、勝ち馬トロヴァトーレと同タイムの2着。芝1800メートルを1分45秒3、上がり33秒1で走り、長い直線でのスピード能力が健在であることを示した。
続く安田記念は10着だったが、現在はマイルより1800~2000メートルの方が競馬をしやすい可能性がある。
桜花賞馬で、オークス2着の実績もある。速い脚だけでなく中距離を走り切るスタミナも備えており、新潟外回り2000メートルは条件好転と判断したい。エプソムカップの結果
推せる3頭目 ゾロアストロ
ゾロアストロは3歳馬。過去10年ではブラストワンピースとノッキングポイントが3歳で優勝している。
今年のきさらぎ賞を制しており、1800メートルの重賞実績を持つ点は、同じ3歳馬ロデオドライブにはない強み。
皐月賞は12着だったが、これだけで中距離適性を否定する必要はない。新潟の平坦な外回りに替わり、きさらぎ賞で見せた末脚を発揮できれば巻き返せる。
日本ダービーは追い切り後に鼻出血の症状が見られたため回避。今回は能力よりも体調面の確認が重要になるが、順調に出走できるなら3歳馬の中ではこちらを上位に評価したい。ダービー回避と復帰予定
人気でも不安を残す3頭
不安な1頭目 ロデオドライブ
ロデオドライブはNHKマイルカップを1分31秒5で制した3歳マイル王。これまでの4戦すべてで上がり最速を記録しており、新潟の長い直線は魅力的に映る。
しかし、今回は初めての芝2000メートルで、初の古馬戦でもある。
過去10年で新潟記念を勝った3歳馬2頭は、どちらも日本ダービー5着馬。マイルGⅠから距離を400メートル延ばして勝った馬とは、求められる経験が異なる。
ルメール騎手との新コンビは心強いが、想定1番人気であれば、距離適性が確認できていない点は馬券上の大きなリスクになる。
能力で克服する可能性は十分あるものの、現段階では「消し」ではなく、人気とのバランスに注意したい馬だ。NHKマイルカップの結果
不安な2頭目 ドゥレッツァ
ドゥレッツァは菊花賞馬で、ジャパンカップ2着、ドバイシーマクラシック3着の実績を持つ。
実績だけならメンバー最上位だが、今回は昨年の京都大賞典8着以来、約11か月ぶりの実戦となる。
昨年のジャパンカップは左前肢跛行のため出走取消。2000メートルは近年の主戦距離より短く、復帰戦から新潟の高速決着へ対応できるかには疑問が残る。
過去10年では6歳馬も2勝しているため、年齢自体は大きな減点ではない。問題は長期休養明けと、別定重量を背負ってのスピード勝負である。
最終追い切りと馬体重を確認するまでは、実績だけで本命にはしにくい。復帰までの経緯
不安な3頭目 チェルヴィニア
チェルヴィニアはオークスと秋華賞を制した二冠牝馬。5歳という年齢も過去傾向には合っている。
芝2000メートルへの距離延長は前走のヴィクトリアマイルより歓迎できるが、近走は本来の決め手を発揮できていない。
前走のヴィクトリアマイルは16着。最後の勝利は2024年の秋華賞までさかのぼり、その後は国内外で勝ち切れていない。
能力が戻れば新潟外回りは合う可能性がある。しかし、現時点では想定騎手も未定で、復調を裏付ける材料が不足している。
GⅠ2勝の実績によって人気を集めるようなら、最終追い切りと当日の気配を慎重に確認したい。次走予定と前走結果
現時点の評価
推せる3頭
- ダノンシーマ
- ステレンボッシュ
- ゾロアストロ
不安を残す3頭
- ロデオドライブ
- ドゥレッツァ
- チェルヴィニア
現時点の中心はダノンシーマ。高速2000メートルの実績、長い直線での上がり、4歳という年齢のすべてが過去傾向と一致する。
相手候補はステレンボッシュとゾロアストロ。波乱要員としては、同じ新潟芝2000メートルの新潟大賞典で2着があるバレエマスターも枠順次第で検討したい。
ロデオドライブは能力だけなら勝ち負け可能。ただし、初距離で想定1番人気になるなら、単勝を積極的に買うより、距離適性を含めた買い方を考えたい。
※本記事は8月23日現在の想定馬を基にしたデータ分析です。出走馬、騎手、枠順、馬場状態などにより評価は変更します。

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