【毎日王冠・京都大賞典2026回顧】セイウンハーデスの勝負強さ、田口貫太騎手のうれしいJRA重賞初制覇
10月4日の東京・京都では、秋の大舞台につながる二つのGⅡが行われました。毎日王冠はセイウンハーデスが接戦を制し、京都大賞典はエコロディノスが勝利。実績馬の底力と、新しいコンビの躍進が印象に残る一日でした。
毎日王冠|セイウンハーデス、東京1800mで光った勝負強さ
セイウンハーデスが、逃げたホウオウビスケッツをハナ差で捕らえて優勝。3着にはレディネスが入り、古馬勢が上位を占めました。
予想で☆に挙げたセイウンハーデスは、東京1800mへの適性と先行力を発揮しました。前を射程に入れて運び、しぶとい逃げ馬を最後に捕まえる。着差こそわずかでも、位置取りと決め手を勝利につなげた、実績馬らしい一戦です。
ホウオウビスケッツも、勝ちに等しい粘りを見せました。岩田康誠騎手は落ち着きの良さを評価する一方、直線に入るところで外へ膨れた点を惜しんでいます。レディネスの3着、後方から追い上げたレイニングの4着も、今後につながる内容でした。
◎ライヒスアドラーは5着、○リアライズシリウスは7着。ただ、前者には出遅れ、後者には休み明けらしい反応の鈍さがありました。この一戦で3歳勢の評価を決めてしまわず、次走でどんな変化を見せるかを楽しみにしたいところです。
京都大賞典|エコロディノスと田口貫太騎手、新しい扉を開く勝利
京都大賞典は、11番人気エコロディノスが好位から押し切りました。2着マイネルエンペラー、3着アクアヴァーナル。雨の稍重馬場で、前で運んだ馬の持続力が光りました。
田口貫太騎手は、馬のリズムを大切にし、向正面ではリラックスして走れたと振り返っています。人気にとらわれず、馬の持ち味を引き出した騎乗。エコロディノスも、重賞の舞台で長く脚を使える力を示しました。
そして、田口騎手はデビュー4年目でJRA重賞初制覇。「まだ重賞を勝っていなかったのか」と感じたのは、それだけ普段から存在感があったからでしょう。待望の初タイトルをGⅡでつかんだことを、素直に祝いたいと思います。田口騎手、重賞初勝利おめでとうございます。
◎アクアヴァーナルは、想定より後ろからの競馬となりながら3着。松山弘平騎手も、位置を取れなかった中で我慢できた点に成長を感じていました。勝ち切れなかったものの、今回も力を示した一頭です。
公開買い目は両レースとも不的中でしたが、勝ち馬たちの走りには、それぞれ納得できる強みがありました。セイウンハーデスの勝負強さと、エコロディノスの持続力。この秋、相手や舞台が変わっても持ち味を発揮できるか、引き続き注目します。
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